オリ増井が新天地デビュー 1回零封2K「冷静に投げられた」

[ 2018年3月4日 05:30 ]

オープン戦   オリックス3―3DeNA ( 2018年3月3日    京セラD )

9回からマウンドに登った増井
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 オリックス・増井が新天地で守護神デビューを飾った。DeNA戦で同点の9回に登板。日本ハムからFA移籍後初実戦で140キロ台後半の直球にフォークなどを織り交ぜて1回無失点、2三振を奪った。

 「走者を背負っても久しぶりの試合と感じないくらい冷静に投げられました。抑えられて良かったです」

 危機を背負ってギアを上げた。「最初は直球と決めていた」と先頭打者の倉本、2人目の楠本に対して全球直球勝負。「自分の直球は信用できないんだなって分かりました」。連打で無死一、二塁を招いても動じない。送りバントの失敗を誘って1死を奪い、乙坂を外角スライダーで見逃し三振。最後はロペスから真ん中高め148キロで空振り三振を奪い、ねじ伏せた。

 14年に抑え役を担って以降、京セラドームでは同年のクライマックスシリーズも含めて昨季まで9試合で計7回2/3無失点。ユニホームが替わっても無失点は続いた。ほっともっと神戸でも過去2試合計2回無失点を誇り、新天地との相性は抜群で頼もしい。

 ダイヤモンドバックスへ移籍した平野に代わる最終回のマウンド。大声援に送り出された登場に「ありがたかった。受け入れられるのかなと思っていたので歓迎してもらえて、うれしかった」と声を弾ませた。(湯澤 涼)

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2018年3月4日のニュース