柳田&筒香“YT砲”が連続タイムリー 稲葉監督「勝負強さがさすが」

[ 2018年3月4日 05:32 ]

侍ジャパンシリーズ   日本2―0オーストラリア ( 2018年3月3日    ナゴヤD )

6回1死二塁、柳田は先制の中前適時打を放つ
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 欲しかった先制点は「YT砲」から生まれた。6回1死二塁。3番・柳田(ソフトバンク)が中前に先制打を放つ。3年ぶりの代表戦で「足が震えた」と振り返り「やっとチームの一員になれた」と笑顔を見せた。

 3番が快音を響かせれば、4番も続く。柳田が暴投の間に快足を飛ばして二塁に進塁すると、筒香(DeNA)は右越え適時二塁打で還した。8回にも左越え二塁打。4打数2安打と主砲の仕事を果たして「4番の責任もある。前の柳田さんが適時打を打ってくれて、本当に楽な気持ちで打席に入れました」と感謝した。

 1日の全体練習。フルスイングでティー打撃をこなす柳田を見つめる筒香の姿があった。「周りには凄い打者がいる。僕はつなぐ打撃ができたら」。これも、柳田と3、4番を組むからこその発言。所属チームでも主軸を打つ者同士、互いを尊敬し合っている。

 稲葉監督は「勝負強さがさすが」と2人へ賛辞を贈った。指揮官が掲げる「スピード+パワー」で2得点。初陣を飾るにふさわしい理想的な攻撃だった。 (中村 文香)

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2018年3月4日のニュース