広島・薮田3回34球快投 “新スタイル”で球数減「完投を目指す」 

[ 2018年2月25日 09:42 ]

オープン戦   広島5―11楽天 ( 2018年2月24日    コザしんきん )

3回無死、山下を一邪飛に打ち取ってグラブを叩く薮田
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 広島・薮田がオープン戦開幕で新スタイルを披露した。3回を無安打無失点に抑え、許した走者は1四球のみ。球数を34球にとどめ、新球フォークも試した。「3球勝負をしたかった。完投を目指す中で少しでも球数を減らしていかないといけない」。登板前に思い描いた内容を上回る快投だった。

 5月下旬から先発に転向した昨季は15勝3敗で勝率第1位を獲得した一方、先発時の平均は6・8回。規定投球回には届かなかった。先発の柱として期待される今季。自覚は十分だ。そのために着手したのがフォークで、ツーシームの不調時に代用したい考えがある。3回の三好に対してカウント1―2から試投して空振り三振を奪っても「意図したところではなかった」と自己採点は厳しかった。

 偵察した阪神・飯田正男スコアラーは「抜群。良すぎるね」と警戒感を強めた。「アピールを続けていきたい。開幕は意識しなくても、カードの頭は狙っていきたい」。慢心は一切なく、進化できる下地がたっぷりとある。

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2018年2月25日のニュース