【田淵幸一 CHECK!】DeNA筒香“乗せる”ことできれば50本見えてくる

[ 2018年2月24日 08:51 ]

練習試合   DeNA9―7KIA ( 2018年2月23日    宜野湾 )

5回1死三塁、DeNA・筒香が右翼へ2ランを放つ
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 力を入れなくても飛ぶ。自然体で構えてインパクトの瞬間に全ての力をぶつけ、ボールをバットに乗せる。変化球を捉えたDeNA・筒香の一発はこれぞホームラン打者という打球だった。

 強振しすぎて28本塁打に終わった昨季。構えからすでに力が入っていた。頭が突っ込んで「来た!」という甘い球もファウルになった。その反省からか、今年は膝を曲げず、力を抜いて立っている。歩幅も広くなく、いい形だと思う。

 あとは投手の生きた球に対し、下半身を使ってどうタイミングを取っていくか。今は実戦の中でその間合いを探る時期だが、頭が左足の上に乗っている状態を保ってボールを呼び込めば、どんな球にも対応できる。

 本塁打を量産するには「叩く」より「乗せる」。タイミングを崩されても右手一本でバットに乗せてオーバーフェンスできるようになれば、50本という数字が見えてくる。(スポニチ本紙評論家)

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2018年2月24日のニュース