大谷、25日実戦初登板!ソーシア監督からは“三刀流の宿題”

[ 2018年2月24日 05:30 ]

フォトデーの撮影に応じるエンゼルスの大谷
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 エンゼルスは22日(日本時間23日)、大谷翔平投手(23)が24日(同25日午前5時10分)にブルワーズとのオープン戦で先発することを発表した。まずは「投」で米デビューする二刀流は、マイク・ソーシア監督(59)から語学習得の宿題を与えられたことも判明。同僚との外食を奨励され、相手の母国語を3個以上覚えることで、メジャー流を学んでいく。

 アイシングを施した右肩をさすりながら大谷の顔は高揚感に満ちていた。24日のブルワーズ戦での実戦初登板が決定。「前進した感じ。おそらく思い通りにいかないことはたくさんある。それを踏まえて前進できるような内容を確認したい」。ブルペンで30球を投げ終え、ソーシア監督からゴーサインが出た。

 知将からはグラウンド外での宿題も課された。英語と、多くの選手が操るスペイン語の習得。同僚と積極的に外食へ行き、そこで相手選手の母国語を最低3個覚えることがルール。大谷は19日に実践した。米国出身のスクリブナー、ベネズエラ出身のブリセニオ、アルバレス、パナマ出身のバリアらとステーキハウスへ。英語の早口言葉を伝授された。

 「HOW MUCH WOOD WOULD A WOODCHUCK CHUCK IF A WOODCHUCK COULD CHUCK WOODS(ウッドチャック=リスの一種=が木を放り投げられるなら、何本投げるだろう)」

 昨季メジャーデビューしたスクリブナーは「(大谷は)学ぶことを楽しんでいたよ」と感心。他にもスペイン語を母国語とするブリセニオらから「COMIDA(コミダ=食べ物)」などを教わったという。一方、同僚には「おいしい」「天才」「火の玉」などの日本語を教えた。

 24日はオープン戦のホーム初戦。2〜3イニングが予定される右腕は「出てきた課題を一つ一つつぶしながら、開幕に向けてやりたい」。この日の練習後は、当日バッテリーを組むプエルトリコ出身の正捕手マルドナドに「HASTA MANANA(アスタ マニャーナ=また明日)!」と笑顔で手を振り、クラブハウスを引き揚げた。二刀流どころか3カ国語。プレー以外でも適応は進んでいるようだ。 (柳原 直之)

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2018年2月24日のニュース