【裏方の流儀】巨人・久村育成担当フィジカル統括 データを現場に還元 完全燃焼手助け

[ 2018年2月22日 11:10 ]

裏方の流儀=巨人・久村浩育成担当フィジカル統括

菅野(左)と話をする久村育成担当フィジカル統括
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 強い巨人を取り戻すため、必要なのは強い体。今季、育成担当フィジカル統括として楽天から加入した久村浩氏がその鍵を握る。

 フィジカル統括という新しいポスト。体力測定などで集約したデータを基に、1〜3軍の各トレーニングコーチに育成指針を示すだけでなく、スコアラー室やデータ分析室などと連携。コンディショニングからパフォーマンス向上、さらにはケガの予防に貢献する。「鹿取GMには“ハブ役を担って”と言われています」と期待を懸けられる。

 データを扱うスペシャリストでもある。地元の北海道でトレーナーとして長らく活動していたが「測定データからトレーニング指導、という手法を(土地柄)なかなかできないところが多い。もっとうまく統計処理できないかな」と40歳で筑波大大学院に入学し、博士課程を修了。「数字の見方」に磨きが掛かり、あらゆる競技で科学と現場の橋渡し役を担ってきた。

 数字を扱う一方、原動力にこんな思いがある。「選手には必ず終わりがある。やるだけのことはやったと、ちゃんと燃え尽きて終わらせてあげたい」。自身は高校球児時代、左鎖骨を2度骨折。そうした経験も、トレーナーを志すきっかけとなった。データを読む視線の先には、選手の将来を思うまなざしの深さを持っている。 (池田 翔太郎)

 ◆久村 浩(ひさむら・ひろし)1971年(昭46)8月23日、北海道砂川市出身の46歳。砂川北3年時に高校野球北北海道大会で決勝まで進むも敗退。トレーナーとして高校野球や社会人野球チームのほか、モーグルやバイアスロンなどにも携わる。

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