阪神ドラ5谷川 2Kデビュー 9回“緊急登板”押し出し四球も締めた

[ 2018年2月22日 05:30 ]

練習試合   阪神12―9韓国KIA ( 2018年2月21日    宜野座 )

<神・韓国KIA>9回1死満塁のピンチで登板した谷川
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 緊急登板で自らの価値を高めた。阪神ドラフト5位の谷川(九州三菱自動車)が、4点リードに変わった9回1死満塁から登板。押し出し四球こそ与えたが、アウト2つを三振で奪ってゲームを締め“プロ初セーブ”を記録した。

 「社会人時代にもあったが、ブルペンで7球で(肩を)つくることができ、対応できたのはよかった」

 ドリスの登板回避で同1位・馬場が9回に投げることになり、バックアップ要員に。7点リードで9回を迎えたところで、登板はないだろうと踏んでいたが、馬場がまさかの大乱調。3点を奪われ、なおも1死満塁となったところで準備を始めると、すぐさま声がかかった。最初の打者を持ち味の内角直球で空振り三振。次打者には8球粘られた末に四球を与えたが、最後の打者も空振り三振に仕留めた。声を張り上げながらの投球には「勝手に出ちゃいました」と笑ったが、金本監督からは「気持ちを全面に出してね。声を出しながら投げればいいというものじゃないけど伝わってくるものはあるわね」と評価された。

 安芸の2軍キャンプで結果を残し、20日に宜野座キャンプに合流したばかり。「四球が余計だった。あそこで(試合を)切るというのが今後の課題になる」。派手さはないが、堅実な「仕事人」がレベルの高い救援陣を刺激する。

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2018年2月22日のニュース