【槙原寛己氏チェック】結果は石田に軍配もカーブの精度上がれば今永

[ 2018年2月21日 09:48 ]

練習試合   DeNA7―1韓国・ハンファ ( 2018年2月20日    宜野湾 )

<DeNA・韓国ハンファ>4回を4安打1失点だった今永
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 開幕候補の左腕2人を同じ試合で同じ回数投げさせる。ベンチの意図を互いに意識してのマウンド。内容的にまとまっていたのはDeNA・石田だ。両サイドにしっかり投げ分け、逆球がない。しかも低めに集め、4イニング12アウト中8アウトをゴロ(1併殺打)で奪った。

 一方、今永は今季導入しようとしているパワーカーブがほとんど決まらない。しかも右打者が分かっていても打てない外角シュート気味の真っすぐも左の内角には投げきれず、左打者にいい当たりをされた。この日の結果だけを見れば、石田に軍配が上がる。

 だが、私はカーブの精度を上げるのを条件として今永を推す。次の週もその次の週も相手のエースと当たる開幕投手。石田も安定感はあるが、1点もやれない展開が続く中、スコアボードに0を並べる力は今永の方が上だとみている。(スポニチ本紙評論家)

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