木田画伯 宮本ヘッドでヤクルト強くなる

[ 2018年2月21日 09:15 ]

ヤクルトの宮本コーチと再会した木田画伯
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 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は日本に戻ってきて沖縄・名護での「キャンプバージョン」です。GM補佐として他球団のキャンプ視察も大事な仕事の一つ。沖縄でまず訪れたのが古巣・ヤクルトでした。現役時代にともにプレーした宮本慎也ヘッドコーチ(47)が吹き込む新風を感じ、交流戦へ向けて警戒心も強めました。

 アリゾナキャンプを終え、16日にチームもチャーター機で沖縄に戻ってきました。今年は名護の新球場建設のため国頭で紅白戦を行ったほかはビジターでの試合が続いていますが、今のところ良い天気が続いていて順調にスケジュールを消化しています。

 沖縄に戻ってから、僕はチームに付いているだけでなく、他チームの視察にも行くことが仕事の一つです。今年、最初に視察に行ったのは僕の古巣でもあるスワローズでした。当日(18日)はベイスターズとの練習試合だったので、ベイスターズの高田GMやラミレス監督にもあいさつできると思い、この日を選びましたが、やはり一番の目的はスワローズの小川新監督と宮本新コーチに会うことでした。

 特に宮本コーチは引退後、初のコーチ就任なので、この時期に一度会っておきたいと思っていました。僕が2006年にスワローズに入団したときのチームリーダーで、投げていて後ろに彼が守っていてくれるだけで安心感がありました。一緒にプレーしていて感じたのは、野球観の奥深さと鋭い洞察力でした。また、自分にも周りにも厳しい姿勢を崩さないところもあり、当時から指導者としての資質を持ち合わせていたのだと思います。

 その彼がユニホームを着たのですから、楽しみじゃないはずがありません。報道では、すでにスワローズが猛練習をしていると伝えられていますが、宮本コーチの影響があるのだと思います。

 この後、スワローズとのオープン戦も組まれていますが、ペナントレースに入って交流戦のとき、スワローズの野球がどうなっているのか楽しみですし、より警戒しなければいけないとも思っています。 (日本ハムGM補佐)

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2018年2月21日のニュース