藤浪 今年もミスチルで 打席登場曲は「歌詞で選んだ」

[ 2018年2月20日 05:30 ]

阪神の藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(23)が打席時の登場曲を変更することを19日、明かした。16年から2年連続で人気バンド、Mr.Children(略称ミスチル)の「Tomorrow never knows」を使用してきたが、同バンドの「I’LL BE」を選曲。復活への静かなる決意を、打席に向かう際のバックグラウンドミュージックに込めた。

 「打席の登場曲は変えるつもりですね。『I’LL BE』という曲を考えていて、歌詞がすごく良くて、歌詞で選びました」

 同曲は1999年5月に発売されたミスチルの17枚目シングルで、ボーカルの桜井和寿が親交のあったサッカー選手、名波浩の海外移籍に伴い応援歌として製作したもの。球場で流れる予定のサビ部分の歌詞は「生きてる証を時代に打ち付けろ 貧弱な魂で悪あがきしながら 何度へましたっていいさ 起死回生で毎日がレボリューション」とあり、失敗しても何度でも立ち上がる、強い気持ちが込められている。

 3勝5敗、防御率4・12と自己ワーストの成績に終わった昨季から「起死回生」を狙う右腕にとっては、ピッタリの“応援歌”とも言える。平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルでケガを乗り越え五輪2連覇を果たした羽生結弦とは同じ1994年生まれの同学年だけに、藤浪も復活の舞いと行きたいところだ。

 登板時の登場曲は昨季から使用している尾崎豊の原曲でミスチルがカバーした「僕が僕であるために」を継続するもよう。打席時の変更というマイナーチェンジで、プロ6年目も出陣態勢は整った。

 春季キャンプでは、体の張りで11日のDeNA戦を登板回避したが、仕切り直しとなった16日の楽天戦で2回無安打無失点と好投。「余計なところに力を入れない」という18年型フォームも完成に向かっている。今後は24日のヤクルト戦(浦添)か25日の中日戦(北谷)でのオープン戦登板を予定。開幕ローテーション入りへ、一気にギアを上げていく。(遠藤 礼)

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