合言葉は「藤岡から甲子園へ」 夏を見据える藤岡中央

[ 2018年2月20日 09:55 ]

ナインを指導する藤岡中央・古平監督(右から3人目)
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 合言葉は「藤岡から甲子園へ」だ。今春センバツの21世紀枠候補9校に残った藤岡中央(群馬)。惜しくも甲子園の吉報は届かなかったが、ナインは夏を見据えてレベルアップに励んでいる。

 公立校で部員は選手21人と女子マネジャー3人の計24人だが、工夫した練習で少人数のハンデを克服。昨秋群馬大会の準々決勝では、5季連続県制覇中で16年夏から3季連続で甲子園に出場していた前橋育英を延長14回の末に1―2で撃破。準決勝で関東学園大付に敗れたが、05年の創部後初の県4強入りを果たした。

 練習メニューには、選手が話し合って生まれたアイデアが随所に散りばめられている。例えば、グラウンドには高校野球の人気応援曲を収録したアルバム「ブラバン!甲子園」の曲が終始流れている。昨年の秋季大会前から始まったもので、大音響の応援が響く公式戦を想定。爆音で指示の声が通らない状況に日頃から慣れるためだ。

 さらに、昨年末からチーム全体の課題だったアジリティー(敏しょう性)を鍛えるため、「鬼ごっこ」を導入。切り返しの技術や素早い判断力が磨かれ、下田主将は「30メートル走や塁間ダッシュのタイムが少しずつ速くなっている。続ければ間違いなくプラスにつながると思う」と効果を実感している。

 新チームが発足した昨年7月、ナインは2日間かけて計10時間に及ぶミーティングを敢行。話し合いの末、今季の目標を「春=群馬大会優勝、夏=甲子園1勝」に設定した。当初、今春の目標には「関東大会出場」も挙がったが、議論の末に上方修正。その理由について下田は「前橋育英や健大(高崎健康福祉大高崎)が見ているのは甲子園出場ではなく、甲子園で勝つこと。自分たちもそこに照準を合わせていかないと追いつけない」と説明。群馬2強の牙城を崩すため、意識から変えた。

 昨秋群馬大会、48回1/3で66三振を奪った最速143キロエース右腕・門馬はプロからも注目される存在。投手力は安定しているだけに、打撃陣の成長が聖地への鍵を握りそうだ。まずは今春、ひと冬越えたナインが群馬、関東大会でどんな戦いを見せてくれるか注目したい。(記者コラム・原田 真奈子)

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