阪神ドラ1馬場 シート打撃快投、抜群キレ「縦スラ」アピール

[ 2018年2月18日 05:46 ]

阪神春季キャンプ シート打撃で熊谷を中飛に打ち取った馬場
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 阪神のドラフト1位・馬場(仙台大)が17日、今キャンプ初めてシート打撃に登板し、得意の縦に落ちるスライダーなどキレ味抜群の変化球で、アピールに成功した。

 「1軍の打者に初めて投げて打たれた感じとか、打ち取り方とか。(実戦形式で)1回投げて安心した」

 “粘投”が光った。同3位の熊谷(立大)を中飛に仕留めた後、同4位・島田(上武大)に中前打と二盗を許し、長坂には142キロの直球を捉えられ、中越え三塁打を浴びた。それでも、動揺はない。続く梅野が3球目に敢行したスクイズをスプリットで空振りさせて走塁死を誘い梅野も二ゴロに打ち取った。

 インターバルを挟んだ「2イニング目」は一塁に走者を背負った状況でスタートし先頭の梅野を直球で見逃し三振。続く長坂はスプリットで補ゴロに仕留め、島田には内角への「縦スラ」で空振り三振。最後の梅野を右飛と4人連続で打ち取った。金本監督も「変化球の良さが目立った。(三振した)島田の着払い気味な高速スライダー。変化球と思った瞬間、加速してくるような感じ。けん制もクイックもできる」と打者8人に2安打1失点の結果以上に中身の濃い投球内容を称えた。

 捕手のサインに首を振り、けん制も入れるなど、投球以外でも光る部分を見せた。この日の最速は148キロだった直球の球威も、今後、上昇していくはずだ。「先輩のいいところを見て、プロのピッチャーになっていきたい」。締めた言葉にも充実感が漂っていた。(遠藤 礼)

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2018年2月18日のニュース