阪神 大山、シート打撃で2安打 金本監督は「5番」起用言及

[ 2018年2月18日 05:41 ]

阪神春季キャンプ シート打撃で大山は中前打を放つ(投手・岩田)
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 期待の大器の可能性は広がるばかりだ。阪神・大山が17日のシート打撃でも2打数2安打と好調な打撃を披露。1打席目はロサリオとの連打でチャンスメークし、金本監督は「5番」での起用にも言及した。

 「ちょっと他の打者とは違う。とらえ方といい、タイミングといい。右(投手)も関係ないからね。ロサリオと大山は。その並びもあるかもわからんね」

 指揮官をうならせたのは岩田と対戦した最初の打席だ。直前のロサリオが中前打で出塁すると、続く大山も左腕の初球ストレートを鮮やかに中前にはじき返した。再び岩田と対戦した2打席目は、1死二塁という想定で2ボールから再び中前打。二塁走者の島田が本塁で憤死し“適時打”とはならなかったものの得点圏での勝負強さも見せつけた。

 「一番は結果なんですけど、内容も大事。結果も内容も出せるようにやっていきたい」

 本人は一切表情を緩めないが、金本監督にとっては嬉しい悩みのタネになりそうだ。今季は4番・ロサリオを軸としたジグザグ打線を想定していた。ただ福留、糸井らベテラン左打者だけでなく、大山も相手投手の左右に関係なく計算できるとなれば、選択肢は大きく広がる。この日のようにロサリオの後ろに勝負強い大山を置く打線も魅力十分だ。

 実戦4試合とこの日のシート打撃を合わせると実に16打数10安打、打率・625。それでも「まだ課題も残っているので」とどん欲に前を向く。平昌五輪で金メダルを獲得した羽生結弦とは同じ1994年生まれ。金メダル級の活躍をすべく、大飛躍の予感を漂わせている。(山添 晴治)

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