広島・緒方監督サバイバル予告!開幕ローテ残り1枠“追試なし”

[ 2018年2月15日 08:19 ]

囲み取材で報道陣の質問に答える緒方監督
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 広島は14日、宮崎県日南市での1次キャンプを打ち上げ、あす16日から始まる2次キャンプに向け沖縄入りした。若手投手の台頭に期待する緒方監督は、キャンプ初の対外試合となる18日の中日との練習試合(コザしんきん)の先発に左腕・高橋昂、2番手に右腕・アドゥワの高卒2年目コンビを指名。6人を予定する開幕ローテーションの残り1枠をかけた「第6の男」をめぐり、非情なサバイバルを予告した。

 「ここまでは高橋昂がいい投球をみせてくれた。アドゥワとかもね。ここからは結果を出せば開幕1軍に名前が残ることになる」

 今キャンプで評価を急上昇させたのが高橋昂だ。7日のシート打撃で菊池、丸らを抑え11日の紅白戦でも3回無失点と好投。期待の表れといえる“開幕投手”に指名されると、さらに目の色を変えた。「結果を出したい。全部を出すつもりで。(18日で)自分の力を1軍のレベルで確かめられると思う」。アドゥワも「やれることをやって、抑えることだけを考えます」と静かに闘志を燃やした。

 2次キャンプを控え、畝投手コーチは「沖縄に行ってダメだったらすぐに(2軍に)帰ってもらう。そこはサバイバルだから」と“追試なし”を示唆した。先発ローテーションは、実績あるジョンソンと野村が当確で、順調なら昨季2桁勝利を挙げた薮田、大瀬良、岡田の3人も濃厚。ラスト1枠を先の2人に中村祐、塹江、さらに九里も加わって争うことになりそうだ。天国か地獄か――。真のサバイバルが沖縄で幕を開ける。 (河合 洋介)

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2018年2月15日のニュース