阪神ドラ2高橋遥“剛球”披露 矢野2軍監督「第一関門クリア」

[ 2018年2月9日 05:30 ]

阪神・高橋遥
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 阪神のドラフト2位左腕、高橋遥(亜大)が2軍の安芸キャンプ第2クール最終日の8日に初めてフリー打撃に登板し、持ち味の威力ある直球を披露した。プロの打者とは“初対戦”。上本と森越に直球のみ42球を投げ、バットの芯で捉えられたのは6球だけ。特に森越に対しては14スイングのうちファウル8球を数えるなど球威で押し込んだ。

 「打者が立ってどうなるかという心配がありましたが、ストライクを投げられたのでよかったです」

 人数の関係もあって2軍スタートながら合同自主トレでは視察した金本監督から「ド真ん中でも打てないと」と潜在能力の高さを絶賛した逸材。見守った矢野2軍監督も投球内容に大きくうなずいた。

 「ブルペンでもストライクの入る確率が高くなってきていたけど、今日もよく入っていた。上本に聞いても“球の力がある”ということだったし、持ち味が出ていた。真っすぐと分かっていても押し込める、そういうピッチャーになってほしい。第一関門はクリアしたと思う」

 今後は順調ならシート打撃での登板を経て、対外試合デビューへ向かう見通し。「もっと高い位置からリリースできるようにしたい」。修正ポイントを明確に掲げ、前を見据えた。 (森田 尚忠)

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2018年2月9日のニュース