阪神ロサリオ、マルチデビュー!メジャー71発男“本物”の予感

[ 2018年2月8日 05:30 ]

4回2死、ロサリオは左前打を放つ
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 「トロ」は、やっぱり本物だった。阪神の新助っ人、ロサリオ(韓国・ハンファ)が7日、チーム初実戦となる紅白戦に紅組の「4番・DH」で実戦デビュー。バットと足で6000人が詰めかけた、かりゆし宜野座を熱くした。

 「実戦から遠ざかっていたので、今はどんどん振って、自分の形を取り戻さないといけない。そういう意味で振り込んでいます」

 まずはバットで魅せた。4回2死無走者の第2打席。白組2番手・岩貞の初球、147キロの内角高め直球をライナーで左前へはじき返し“来日初安打”を記録。宜野座キャンプが始まって以降、2月7日の「初H」は球団の新助っ人としては史上最速でもあった。続く6回1死無走者でも、白組3番手・石崎に2―2と追い込まれながら、粘り強さを発揮。内角高め速球に力負けすることなく三遊間を破る左前打。鮮烈なマルチ安打でデビュー戦を飾った。

 走塁でも積極性も発揮した。6回の一塁走者として、打者・大山のカウント2―1で二盗を企図しようと飛び出した。石崎のけん制でタッチアウトになりかけたが、頭から必死に右腕を伸ばし帰塁。さらに2死一、二塁の二塁走者になると、打者・北條への4球目のショートバウンド投球を捕手・長坂がはじく間に、果敢に三塁を陥れた。昨季KBO(韓国野球委員会)で10盗塁を記録した走力にも偽りがないことを証明した。

 「試合の中で走塁も大事な部分になる。しっかりと、積極的に動いていかないといけない。小さい走塁でも試合を勝利に導くこともあると思うので、積極的にやっていきたい」

 見守った金本監督も開口一番、「走塁を見ても次の塁を狙う意欲がある。隙あらば盗塁してやろうか、という姿勢もあった。意欲がある、準備がある、だからこそ行けるというね」と意識の高さに頬を緩めた。打撃面では2本の安打よりも対応力を評価。「1打席目の三ゴロもフォークが頭にあったと思う。でも真っすぐをサッとね。普通、見逃し三振してもおかしくない感じだったけど」。配球的にフォークが来る可能性が高い状況で、小野の149キロ直球に付いていった対応力にスケールの大きさを感じ取った。

 「試合が進むにつれ、他のチームとの対戦にもなってくる。もっと投手が抑えに来ると思うので、そこをクリアしていかないと」とロサリオ。これでも、まだ序の口だ。 (惟任 貴信)

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