DeNA“スタートライン”で走塁改革 意識向上へリード大きく

[ 2018年2月8日 08:48 ]

シート打撃で白線の引かれた位置でリードする細川
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 【ここにFOCUS】 DeNAのシート打撃で塁間に珍しい「スタートライン」が引かれた。一塁から二塁方向の約4メートルの位置に白線が設置されると、走者全員が白線に左足を乗せてリードをとった。

 「スモールベースボール」を掲げるラミレス監督は「リードの大きさにフォーカスしてやっている」と意図を説明した。横浜スタジアムのアンツーカーと人工芝の境界線とほぼ同じ距離。青山ヘッドコーチも「けん制アウトになってもいいので広くリードをとる。走塁の意識を徹底させるため」と明かした。1盗塁に成功したドラフト7位・宮本(パナソニック)は「盗塁をしない選手にとっては、一塁がかなり遠く感じると思う」と指摘する。それでも走者のリードが大きくなれば、相手バッテリーに大きなプレッシャーをかけられる。

 昨季はリーグワーストの39盗塁。機動力の向上はチームの大きなテーマだ。俊足以外にも意識が浸透するまで、次の塁を狙う姿勢をすり込んでいく。 (重光 晋太郎)

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2018年2月8日のニュース