中谷 負けない 昨季20発でも危機感「結果が全て」

[ 2018年2月7日 05:30 ]

ウオーターバッグに乗り打撃練習する中谷
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 気持ちはあくまでチャレンジャーだ。昨季チーム最多の20本塁打を放った阪神・中谷が、7日の紅白戦から結果にこだわる姿勢を強調した。今春最初の実戦には紅白どちらかの4番での出場が濃厚で、もう一人の4番・ロサリオに負けないインパクトを残す意気込みだ。

 「これからは結果が全てなんで、どんな形でもしっかり結果が出せるようにしたい」

 一皮むけたからこそ一層、危機感は強まった。つかみかけているレギュラーの座。それをしっかりと手中に収めるためには、悠然と構えている暇はない。新人や他の若手と同様に初実戦からの猛アピールを誓った。

 「去年、ある程度やれるというのは見せられたと思うけど、それで逆にハードルが上がったし、去年以上の結果を出さないとダメ。走攻守で信頼される選手になりたい。レギュラーを獲ることしか考えていない」

 今キャンプのテーマは「1年間戦える体づくり」と「率を残せる確実性」。第2クール初日も全体メニュー終了後、室内でワンバウンドのボールでティー打撃するなど工夫をこらした練習に励んだ。

 「ハードな練習が続いているし、体がキツい中でそれなりに振れていると思う」

 金本監督に第1クールのMVPに指名されても「うれしいですし、もっともっと頑張らないと。そう言っていただいたからには結果で応えないといけない」と表情を引き締めた。不安よりも自信、慢心よりも自覚を胸に25歳はさらなる高みを目指していた。(山添 晴治)

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2018年2月7日のニュース