ロッテ育成ドラ1和田 ドラ1安田よりお先に「プロ1号」

[ 2018年2月6日 18:28 ]

ソフトバンクの柳田ばりの豪快なスイングで本塁打を放ったロッテ育成選手の和田
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 ロッテの育成ドラフト1位・和田康士朗外野手(19)=BCリーグ・富山サンダーバーズ=は6日、シート打撃で台湾代表左腕チェン・グァンユウ投手(27)の直球を右越えへ運び、ドラフト1位の黄金ルーキー・安田尚憲選手(18)より先に「プロ1号」を放った。

 「外野フライかと思って全力で走ったら入りました。自分のスイングができました。自信になります」

 1メートル84、72キロと体はできあがっていない。プロ入り後、右足を上げても安定感が無く、ふらつくこともあったが、第1クールでスポーツ整体師の広戸聡一氏(56)の助言を受け、左の股関節に体重を乗せるフォームに変えてすぐに結果が出た。

 フルスイングの姿がソフトバンク・柳田と似ていることから、富山時代のチームメートだったDeNA・バリオスから「和ギータ」と名付けられたが、広戸氏が提唱する「4スタンス理論」ではその柳田と同じ「A2型」と診断されるなど、理にかなった打法だ。

 「振れるし、足も速い。体を作れば1軍でできる素材」と井口監督も高く評価した。

 埼玉小川高校時代は陸上部という変わり種。パワーだけではなく、50メートル5秒8と自慢の走力と強肩も併せ持つ。高校野球は未経験でその潜在能力もまた、未知数の背番号122は、底なしの魅力を秘めている。

(福浦 健太郎)

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