阪神ロサリオ 7日紅白戦で実戦デビュー内定 慣れること優先

[ 2018年2月5日 05:30 ]

野球教室で捕手を務め、少年のボールを受けるロサリオ
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 阪神の新外国人、ロサリオが、7日の紅白戦で実戦デビューすることが4日、内定した。

 片岡ヘッド兼打撃コーチが「3人以外は出るよ。ロサリオも。慣れていきたいということなんでね」と、福留、鳥谷、糸井以外の全野手の出場を明言。指名打者で出場予定で、日本の投手の球筋やタイミングに慣れることが目的。100%の力とはいかないが、実戦でどれだけの対応力を見せるか、注目される。

 この日のフリー打撃では51スイングでトップの15本の柵越えを披露。左翼席奥にある防球ネットの最上部に直撃する、推定145メートル弾を放ち、今キャンプ初の日曜日で雨の中、集まった5000人のファンを沸かせた。

 練習終了後に行われた野球教室では、ひと足先に“捕手デビュー”を果たした。参加していた中学生の球を受けることになり自前のキャッチャーミットでそつなく捕球。「全然キャッチャーはやっていなかったから、そういう意味では疲れたよ」と苦笑も、捕手でもメジャー通算323試合に出場しており、本格的に練習する機会がくる可能性もある。

 金本監督も第1クールを終え「想像通り。クレバーな打者だと思う」と評し「(自身の就任後に獲得した新外国人選手で)一番、振れますね。(期待するのは打率)3割、30本、100打点ですね」と、具体的な数字を初めて設定した。実現すれば05年以来、13年ぶりのリーグ優勝がグッと近づく。まずは「2・7」――。虎党の期待をさらに高めてくれるデビューを期待だ。(巻木 周平)

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