清宮 打撃も米実戦もお預け 5日連続で練習回避、右手親指完治優先

[ 2018年2月5日 05:30 ]

次のクールでも打撃練習を回避する見込みの清宮は石川のバットを手に複雑な表情を見せる
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 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)は3日(日本時間4日)、打撃練習を行わずにキャンプ第1クールを終えた。新人合同自主トレ中に右手親指を打撲し、完治しない状況が続いている。現地での合同自主トレから5日連続で回避となり「次のクールも打たないと思う」と明かした。

 高校通算最多の111本塁打を誇るスーパールーキー。打撃が売り物の18歳にとって試練が続く。しかし、痛みを再発させることだけは避けなければならず、栗山監督は「打つことに関してはある程度信頼している。打ち始めればすぐに前に進むと思うので、そんなに慌てる必要もない」と説明した。このため、第3クール初日となる10日(同11日)の韓国・KTとの練習試合から始まる3試合の実戦に打者として出場することは絶望的で、指揮官も「ここ(米国で)の3試合はあまり考えない」と話した。

 清宮は「ケガしたことで今まで焦点を当てられなかった部分をしっかり見つめて一からできている。マイナスの部分も多いけど、前向きに捉えてできれば」と表情は暗くない。キャンプ初のケース打撃で一塁守備に就き、その後も恒例となった金子内野守備コーチとの守備練習。「地味ですけど抜けないように繰り返していくことが大事」と力を込めた。

 4日(同5日)はキャンプ初の休日。「打ちたい気持ちはあるけど、バットを触ることはない」と自らに言いきかせるように話した。(東尾 洋樹)

 ▼日本ハム・谷一郎ヘッドトレーナー(清宮について)状態が良くなればバットを振れるようになる。何回もぶり返さないようにしないと。

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