阪神2年目・小野、フリー初登板で快音響かせず「いい感覚だった」

[ 2018年2月4日 06:25 ]

阪神宜野座キャンプ フリー打撃で打撃投手を務め、捕手の坂本(左)と言葉を交わす小野
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 阪神2年目の小野がフリー打撃に初登板し、開幕ローテーション入りへ向けて順調な仕上がりをアピールした。

 「初めて打者相手に投げて、感覚としてはいい感覚だった。今のところ順調に来ていると思います」

 自慢の直球がうなりを上げた。まずはスイッチヒッターに転向中で左打席で初めてプロの投球を見た江越に24球のうち芯に当てられたのは4球程度。ゆったりとしたフォームから右腕をムチのようにしならせ、快音を響かせなかった。

 同じく左打席に挑戦中の新人・熊谷にも25球で快音は3本程度。3度の空振りを奪い、バットをへし折った二ゴロにも仕留めるなど1歳下の大卒ルーキーにしっかりとプロの洗礼を浴びせた。打者2人を通じて強く引っ張られた打球は一本もなかった。

 有望株の才木、一昨年10勝の岩貞らも登板した中で出色の内容。降板後はブルペンで“おかわり”し、課題のカーブ、スライダーなどの精度向上に時間も割いた。

 「真っすぐだけだったので変化球を多く投げようと思った。変化球のコントロール、精度が大事なので」

 メッセンジャー、秋山を除く残り4枠とみられる先発枠を狙う立場。「ローテに入れるように、アピールとかしっかりやっていこうと思っています」と言葉に力を込めた。

 今後は7日の紅白戦登板を経て、対外試合で結果を積み重ねていく。入団時から金本監督にほれ込まれた直球を武器に一気に才能を開花させそうな雰囲気が漂ってきた。(遠藤 礼)

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2018年2月4日のニュース