増井 オリ守護神決定、福良監督「早めに伝えた方が良いから」

[ 2018年2月4日 05:38 ]

オリックス宮崎キャンプ 初ブルペンの増井は力のこもった投球を披露
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 日本ハムからFA移籍したオリックス・増井が3日、正式に守護神に指名された。第1クール3日目に初めてブルペンで投球練習。投球後に個別面談した福良監督が抑え起用を直接通達した。

 「ブルペン投球後に話をしました。増井には“一番後ろを任せる”と伝えました。それは、早めに伝えた方がいいですからね」

 鬼はいない。節分の日は“仏の福良”だった。96年以来遠ざかるリーグ優勝を目指しチーム内競争をあおる基本方針があっても、増井については別格だ。求める役割を早々に伝え、調整に専念できる環境を用意した。

 通算156セーブを誇った平野がダイヤモンドバックスへFA移籍。新守護神として増井に寄せる期待は大きく、「その(抑え役の)つもりでチームに来てもらっているから」と改めて明言した。

 相応の気構えが増井にはあった。面談の前の時点で「(抑えを)やりたい。ポジションが確約されているわけではないので」と心境を明かし、与えられずとも奪い取るつもりだった。16年には先発へ配置転換された時期もあり、抑え役へのこだわりは強い。ブルペンでは直球のみ29球。圧巻の球威で順調な調整ぶりを示した。

 「1回目にしては良かったと思う。思った以上にいいペースで仕上がっている」

 今後もチェンジアップなどの変化球を徐々に解禁しながら調整を進めていく考え。通算110セーブで実績は十分。3・30開幕戦の最終回のマウンドへ照準を合わせた。(湯澤 涼)

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2018年2月4日のニュース