オリ山岡ツーシーム改良で“ケンカ投法”「当てていい気持ちで」

[ 2018年1月26日 08:40 ]

打撃投手をする山岡
Photo By スポニチ

 オリックス・山岡泰輔投手(22)が25日、持ち球であるツーシームを改良したことを明かした。曲がり幅を大きくしたシュート軌道の“新球”で、右打者の内角をえぐる「ケンカ投法」で、さらなる飛躍を目指す。

 「昨季は打者に怖がられていない感じがあって、外国人打者には踏み込まれたので、内角へ意識付けできるボールが欲しかった。何回か当ててもいいかなという気持ちでやる」

 昨季は24試合に登板し与死球は2個。外角スライダーが軸球で打者の手元で変化するツーシームはあったが、内角球の習得は投球の幅を広げる上でも必須だった。お手本は東京ガスの先輩でもある楽天・美馬。普段から食事を共にするなど公私にわたって親交があり「参考になる人が身近にいるので」と貪欲に吸収する構えだ。

 この日は大阪・舞洲の室内練習場で打撃投手を務めた。今オフはまだブルペンに入っておらず、いきなり傾斜を使っての投球となったが後藤、若月、園部を相手に直球にチェンジアップを織り交ぜ78球。ツーシームは投げなかったが安打性は5本だった。

 「今季はツーシームで内角を意識させて、次の年はインスラを投げますよ」。もう1年先を見据えるふてぶてしさ。2年目右腕に、エースの風格が漂い始めている。 (湯澤 涼)

続きを表示

2018年1月26日のニュース