大谷“エンゼルス流”中3日でブルペン 捕手座らせ本格投球

[ 2018年1月26日 05:45 ]

茶色い土のマウンドでブルペン投球する大谷
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 エンゼルスの大谷がこのオフ3度目のプルペン投球で初めて捕手を座らせた。千葉・鎌ケ谷の日本ハム室内練習場で渡部龍一ブルペン捕手を相手に直球のみ32球。右打者の外角を中心に熱のこもった投球を披露した。このオフ初めてメジャー球場に似ている札幌ドーム仕様の硬めのブルペンを使った。

 大谷は今月17日に昨年10月の右足首手術後初めてブルペンに入り30球を投げ込んだ。それから中3日を空けて21日に30球。そして、また中3日を空け、同じような球数を投じた。ブルペン入りのタイミング、球数について同トレーナーは「エンゼルス側のスケジュール。(右足首に対する)本人の自覚も良いから入っている」と説明。今後、球数は増える可能性はあるが、基本的に同じ中3日でブルペンに入り、状態を上げていく方針だ。

 エ軍のビリー・エプラーGMは二刀流成功戦略の一つに「疲れをためないこと」を挙げる。キャンプ中、メジャーの投手は中1日を空けてブルペンに入るのが一般的だが、大谷は唯一無二の二刀流プレーヤー。疲労による故障のリスクを軽減するためにも、エ軍側が中3日の調整法を推奨したとみられる。

 エ軍はアリゾナ州テンピで春季キャンプを実施。バッテリー組は2月13日(日本時間14日)に集合し、14日(同15日)に初日を迎える。キャンプでも「中3日」のブルペン入りを続ける可能性もある。エ軍式二刀流構築へ、着々と準備を整えている。(柳原 直之)

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2018年1月26日のニュース