イチロー元同僚マルチネス氏 史上最強の指名打者は惜しくも殿堂入り逃す

[ 2018年1月25日 12:30 ]

イチローとともに笑顔を見せるマルチネス氏
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 2018年の米国野球殿堂入りメンバーが24日(日本時間25日)に発表され、チッパー・ジョーンズ(45)、ブラディミール・ゲレーロ(42)、トレバー・ホフマン(50)、そしてジム・トーミ(47)の4氏が選出された。

 殿堂入りのメンバーは全米野球記者協会に10年以上在籍する会員の投票によって選出され、メジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した元選手がその対象。10年の資格期間で得票率75%以上を集めれば殿堂入りとなる。

 今回の投票ではジョーンズとトーミの両氏が資格1年目、ゲレーロ氏は資格2年目、そしてホフマン氏が資格3年目で殿堂入り。しかし、資格9年目のエドガー・マルチネス氏(55)は得票率70・4%で惜しくも落選。20票足りず、野球人として最高とも言える名誉を逃した。

 マルチネス氏はマリナーズ一筋で18年間活躍。史上最高の指名打者とも称され、通算で2247安打、309本塁打、1261打点という数字を残した。2度の首位打者(1992年と95年)に加え、2000年にはリーグトップの145打点をマーク。イチローとチームメートだったこともあり、日本のファンにもお馴染みの選手だった。

 今回の殿堂入りは逃したものの、得票率は前年の58・6%から大きくアップ。資格最終年の2019年には75%に到達しそうな勢いで、本人も自身のツイッターで「殿堂入りは来年かもしれない」とファンにメッセージを送っている。

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2018年1月25日のニュース