斎藤佑 30歳正念場…“変身”ゴーグルで「集中して丁寧に」

[ 2018年1月25日 05:30 ]

内部がフラッシュ点滅するゴーグルを装着し、集中力を高めた状態で投球練習をする斎藤
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 8年目を迎えた日本ハム・斎藤が24日、都内のジム「トータルワークアウト」で自主トレーニングを公開した。日本球界で初めてハイテクゴーグル「VIMA REV」を本格導入。脳から投球を変える。

 「脳のスタミナ強化。僕に合ってるんじゃないかな」。光の点滅するゴーグルを装着し、ネットピッチングを始めた。「ウルトラセブン」をほうふつさせる姿と機能。ストロボが搭載され、フラッシュが脳を刺激し、情報処理能力を活性化させる。

 その効果を斎藤は「(点滅で)集中して丁寧に投げることになる」と語った。登板後は肉体より頭が疲れることに着目。公式戦登板と同じような負荷を脳に与え、ゴーグルを外して投げると「視界が広がり、ストレスがなくなる」と説明した。

 16年から師事するトレーナー、ケビン山崎氏の勧めで今オフから使用を開始。山崎氏は「前頭葉の処理能力が上がる。本格的に使うのは斎藤くんが初めて」と話した。

 股関節の可動域を広げるメニューや、腸腰筋などインナーマッスルの強化も週5日のペースで続けてきた。「(ゴーグルは)キャンプでも使う」。最近5年間で4勝。6月に30歳を迎える斎藤は今年が正念場だ。「球速を上げるより、試合の中でどうピッチングするかが大事」と、脳の筋トレで巻き返しを狙う。(君島 圭介)

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