松坂、中日テスト合格!わずか5分22球 1500万円再出発

[ 2018年1月24日 05:30 ]

中日入団が決まり会見する松坂
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 日米通算164勝を挙げ、昨季限りでソフトバンクを戦力外となった松坂大輔投手(37)が23日、ナゴヤ球場の室内練習場で非公開で行われたテストを受け、中日入団が決まった。背番号は「99」で、年俸は昨季4億円から大幅減の1500万円で契約した。「平成の怪物」が野球人生の完全燃焼に向け、プロ20年目のシーズンを自身初のセ・リーグで迎える。

 異例だった。入団テストを終えた松坂は、室内練習場のブルペン内で会見に臨んだ。普通ならばシャワーを浴びてスーツに着替えてから行うが、ジャージー姿のままで「まずは第1段階というかホッとしています」と素直な心境を語った。3年総額12億円の大型契約で入団したソフトバンクでは右肩痛に苦しみ、1軍登板はわずか1試合に終わった。周囲からの批判も覚悟の上で、現役続行にこだわった。

 「周りにどう見られようが、何を言われようが、自分でまだやりきった、悔いのない野球人生だったとは思えない。そう思えるようになるまでは自分を信じて進んでいきたい」

 昨年11月5日のソフトバンク退団から79日。年俸は昨季4億円から「約27分の1」の1500万円になったが、いちずな思いは変わらない。プロ20年目で初めてとなるセ・リーグ。「グラブにも刺しゅうするぐらい竜が好きなので、縁があると勝手に思っています」と頬も自然と緩んだ。

 「合格」は、テスト開始から5分もあれば十分だった。選手、球団関係者以外、立ち入り禁止となった室内練習場。ブルペンで捕手を立たせたまま、直球を皮切りにスライダー、チェンジアップ…。外で耳をそばだてていた報道陣にも大きなミット音が響き渡った。次第に力が入る右腕に森監督が「もういいよ」とストップをかけた。球数は22球。「この時期にここで投げられることは分かった」と不安視されていた右肩に問題がないことも一目瞭然だった。

 指揮官の口から「合格」の2文字ははっきりとは伝えられなかったが「しっかり会見やってこい」の言葉で、松坂も「合格」を確信した。横浜高では甲子園春夏連覇を果たし「松坂世代」と呼ばれるほど一時代を築き上げた。そんな日米通算164勝右腕もメッツ時代の14年6月を最後に1000日以上、白星から遠ざかっている。

 春季キャンプは1軍スタートが決定。もちろん目指すのは開幕ローテーション入りだ。「本当にここ何年も投げられていない。元気に投げている姿を、1年間目いっぱい見せつけたい」。野球人生の集大成に向けて、中日で完全燃焼を誓った。 (徳原 麗奈)

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