国学院栃木・柄目直人監督 ミレニアムの先頭打者 原点の「悔しさ」胸に

[ 2018年1月24日 11:30 ]

選手に指示を出す国学院栃木の柄目監督
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 【春を待つ注目の指揮官(上)】 第90回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場校が26日の選考委員会で決まる。直前連載で、注目の監督が率いる出場候補3校を紹介する。

 6校が選抜される「関東・東京」。吉報を待ちわびるのが国学院栃木だ。チームを率いる柄目直人監督は前回出場した00年に1番打者として4強に進出した。

 「あの年に生まれた子供たちと一緒に出られるとなったら凄い巡り合わせを感じますね」

 18年前は開幕戦で優勝候補の育英(兵庫)と対戦。先攻だったため始球式も経験し、ミレニアム甲子園最初の打席に立つ選手となった。「凄く良い経験だった」。育英を下した勢いで準決勝まで勝ち進んだ。その年の夏に全国制覇する智弁和歌山に敗れたが、「悔しさが指導者を目指す原点になった」と振り返る。

 筑波大卒業後、09年に母校の監督に就任も過労で体調を崩し、一時部を離れたこともあった。それでも周囲の支えで復帰。「野球とはこういうものだというのが強すぎた。休んだ後は考えが変わった。固定観念や常識を疑うところから始まった」。昨秋はチーム事情に合わせて1番打者を2人併用し、投手を3回ずつ継投させる采配が的中。夏の決勝で3連敗中だった作新学院を秋の県大会決勝で破り、18年ぶりに出場した関東大会で8強入りした。大久保主将は「前回甲子園の映像は試合に行くバスの中で見ていた。当時は正月もなく凄く練習していたと聞いた。僕たちももっと練習しないと」と力をみなぎらせる。

 大学の1年後輩でもある小針崇宏監督率いる作新学院は永遠のライバルだ。小針監督は16年夏に全国制覇。「良い目標。悔しいけど進化し続けている。秋に勝ったことは大切な結果だが、夏は夏でやり返さないと」。夏へ続く春切符は舞い込むか。 (松井 いつき)

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