ソフトB中村晃、自主トレテーマは飛距離アップ 理想は“逆方向弾”

[ 2018年1月23日 08:56 ]

砂浜で下半身強化に励む中村晃
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 ソフトバンク・中村晃外野手(28)が22日、沖縄・宮古島で自主トレーニングを公開。今季の目標に3年連続の全試合出場とチームの日本一連覇を掲げた。砂浜で走り込みを行うなど、オフはパワーアップをテーマとし、プロ入り以来、公式戦で1本もない逆方向への本塁打を狙う。

 何よりもこだわるのが、143試合を戦い抜くこと。そして、チームを優勝に導くこと。中村晃は「チームが勝たないと意味がない。個人的には全試合出場。数字(の目標)はないですね」ときっぱりと言った。

 この日の自主トレは、宮古島の前浜ビーチでの走り込みから始まった。休息時間はほとんど取らず、苦悶(くもん)の表情を浮かべながらメニューを消化していった。その後はウエートトレ、キャッチボール、ノック、打撃練習と精力的に動いた。自主トレに初めて同行し、メニューを考案する島袋裕二氏(44)は「本人から“ボールを遠くに飛ばしたい”という話があったので。こだわっているのは背中の強化ですね」と説明した。

 昨季までの10年間で通算23本塁打。左方向への一発が1本もないだけに「逆方向にも打ってみたい気持ちは強い。理想はそこ。逆に打てればバッティングも崩れにくい」と14年のオープン戦で放って以来の逆方向弾に意欲を見せた。バットは15グラム程度重くし910グラムをキャンプで試す。重心が先端にあるタイプで「ヘッドが走るように」と飛距離アップのための変更だ。

 昨季は打率・270、6本塁打と納得できる数字ではなかった。全試合出場へ、シーズン中も試合前に走り込みを行うプランも明かすなど、長丁場を乗り切るために最善を尽くす。「レギュラーはグラウンドに立たないといけない。隙を見せないように。しっかり出ないと」と口元を引き締めた。

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2018年1月23日のニュース