伊東勤氏、片平晋作氏を悼む「さすがだった試合での集中力」

[ 2018年1月23日 10:12 ]

片平晋作氏
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 突然のことで驚いている。糖尿病を患っていて、体調が良くないことは知っていたが、まさか、がんだったとは。まだ68歳。若すぎるし、信じられない。あまり大勢でつるむタイプの人ではなかったが個人的に本当に可愛がっていただいた。何度も食事に連れて行ってもらったし自宅にも招いてもらったこともあった。

 南海からトレードでの移籍組。チームに必死になじもうと、周囲には常に明るく振る舞っていた。実は繊細で神経質な一面もあったが、試合での集中力はさすがだった。私が西武の監督に就任した際、片平さんは球団の編成担当だった。06年に広島からトレードで獲得した福地寿樹は、私がどうしても欲しいと頼んだ選手。何度も足を運んで粘り強く交渉してもらった。

 最後に話したのは、昨季終盤戦のメットライフドームでの西武戦。ロッテの監督を退くことが決まっていたので「お疲れさま」と、ねぎらいの言葉をかけてもらった。もうお会いできないのは寂しすぎる。(スポニチ本紙評論家)

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