ラミ監督 年内に日本国籍“ゲッツ”、侍監督が「最高の夢」

[ 2018年1月23日 05:30 ]

日本国籍取得にめどが立ったラミレス監督
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 DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が22日、今年中に日本国籍を取得する見通しであることを明かした。ベネズエラ出身で、2001年から日本球界でプレー。愛する日本に骨をうずめる決意を固めた。

 「今年、日本国籍を取得します。うれしく思っているし、日本国民の一人としてこれからも頑張っていきたい」。書類申請などの手続きは順調に進んでおり、数カ月後に予定される法務局の面談を経て、正式に日本国籍を取得することになる。

 日本人になることを考え始めたのは約2年前だった。「妻も日本人で家族も日本に住んでいる。他の国に行って何かをしようとか、住もうとかいう考えもない」。15年に妻・美保さん(35)と結婚し、15年4月には剣侍(けんじ)くん(2)が誕生した。1年半前から申請の手続きを開始。ベネズエラの両親からも「ベネズエラにいた時間よりも日本にいた時間の方が長い。あなたはもう日本人じゃない」と背中を押してもらった。

 日本人としての夢がある。「今すぐという話ではない」と前置きした上で「日本代表のユニホームを指導者として着るというのが最高の夢。オファーがあればやらせていただきたい」と意欲。高校野球の指導者にも強い関心を持っており「私が学んで得たものを、お返ししたいと常に思っている。プロ野球だけでなく、野球界全体に何らかの形で貢献できれば」と話した。

 13年に外国人選手初の通算2000安打を達成。監督としても着実に成果を残している「ラミちゃん」は、日本人として大きな夢に歩みを進める。(重光 晋太郎)

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