阪神ドラ1馬場 カーブ解禁 風邪→別メニューの遅れ取り戻した

[ 2018年1月21日 05:30 ]

ブルペンでカーブを投げる馬場
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 阪神の新人合同自主トレ第3クール4日目となった20日、ドラフト1位・馬場皐輔投手(22=仙台大)が鳴尾浜球場で2度目のブルペン入り。カーブを2球交えて変化球を解禁しクイックモーションも試すなど中腰の捕手に50球を投げた。

 「良い感度で投げられた。この前より、まとまって投げられたかなと思います。(クイック、カーブは)気分転換ですよ」

 特別な意図はないとしたが、初ブルペンだった18日は捕手を立たせたまま35球。いずれも足を上げ、直球だったことを考えれば、実戦に向けて段階を踏んだといえる。15日に風邪を発症して2日間別メニューとなったが、遅れを取り戻すかのように、ギアを上げてきた。

 カーブは7種類ある変化球の一つで、すでに習得済み。課題はクイックだ。「少しずつ速くできるように心がけていましたが、プロの世界ではしっかり(速い)タイムを出したり、というのに取り組みたい」。クイック投球自体は決して得意ではないが、大学時代もクイックのタイム短縮を投手陣全員がテーマとしていたという。プロでは、より一層、高度な技術、タイムが求められるだけにレベルアップは不可欠だ。

 「速くないといけないですが、いくら速くても、投げる球が死んじゃうと意味がない。自分にあったタイムがあると思うので、これから1年、2年を通して学んでいければ」

 圧倒的なボールがあっても走者の揺さぶりから崩れる投手もいる。真のエースになるために「走られず、打たれない」最高のクイックを手に入れる意気込みを示した。(巻木 周平)

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2018年1月21日のニュース