巨人 肩故障防止マニュアル作成へ 投手陣に配布

[ 2018年1月21日 05:55 ]

巨人の沢村
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 巨人が「肩故障防止マニュアル」を作成することが20日、分かった。昨年チームを苦しめたケガ予防へ、独自の手引書を投手陣に配布する。

 15日のスタッフ会議後、高橋監督は「これから始まるというワクワクした期待の部分と、長い一年が始まるので不安の部分もある」と言った。ケガも不安要素の一つだ。昨季は15年セーブ王の沢村が右肩痛で1試合も登板することなく終わった。救援陣の勝ち星は計13勝22敗と負け越し、11年ぶりBクラスの要因の一つとなった。

 戦力ダウンを未然に防ぐ目的の同マニュアルには、肩痛や違和感の予防策を明記。正しいアイシングの仕方、インナーマッスルの鍛え方などトレーニング方法を、丁寧に解説しているもようだ。手のひらサイズの冊子で選手に配布することを検討している。

 「再発防止」を掲げる投手にとっても、最高の手引書になる。山口俊はFA移籍1年目だった昨季、入団前からの右肩違和感で1軍登板は6月までずれ込んだ。今季は斎藤投手コーチが「山口俊が頑張るでしょう」とキーマンに挙げている。球団は2年前に「太腿・ふくらはぎ肉離れ防止マニュアル」を作成し、発症者は減少。阿部も自主トレ先のグアムに持ち込むなど活用していて、今回は「ケガ防止改革」の第2弾となる。

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2018年1月21日のニュース