ロッテ福浦 42歳定位置獲り キャンプ初日からベテラン待遇なし

[ 2018年1月21日 05:30 ]

フリー打撃で快音を響かせるロッテ・福浦
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 7年ぶりのレギュラー奪取を目指す。通算2000安打まで残り38本に迫るロッテ・福浦が、沖縄県那覇市内で自主トレを公開。今季から新たに打撃コーチ兼任を任命されたが、あくまでも「重心は選手」と明言した。

 「グラウンドで活躍する姿を見せるのが第一だと思っている。年齢だからダメだと思われたくない。(選手とコーチの割合は)9対1くらいですかね」

 今年12月で43歳になる球界最年長野手は大真面目だ。石垣島春季キャンプでは、2月1日の初日から実戦形式のシート打撃に井口監督の指示で参加する。ベテラン待遇はないが、逆を言えば定位置の可能性もある。例年よりも1カ月早い、昨年12月中旬からバットを握って準備もしてきた。「(レギュラーは)成績を残す人が出る。グラブさばきは衰えていない」と11年以来となる一塁の定位置奪回に意欲的だ。

 南の島での自主トレはランニング、守備が中心。筋トレではベンチプレスで130キロを上げるなど、衰えはない。昨季は70試合出場で30安打だったが、通算2000安打にはそれ以上のペースが必要だ。「そのためにも、2月1日にちゃんとやってきたというのを見せないといけない」と体をいじめ抜く。

 金字塔を達成すれば球団の生え抜きでは榎本喜八、有藤通世(スポニチ本紙評論家)以来3人目。93年ドラフトでは12球団最終指名の7位。当時左投手だった福浦は「こんなに長くユニホーム着させてもらっている。期待に応えないといけない。(優勝と)両方できたら最高」と穏やかな表情の中に強い決意があった。 (福浦 健太郎)

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