広島 V3へ高卒2年目バッテリー1軍抜てき 投打の有望株

[ 2018年1月20日 05:30 ]

スタッフ会議を行う緒方監督(手前)ら広島首脳陣
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 広島は19日にマツダスタジアム内でスタッフ会議を開き、昨秋のファーム選手権で球団初の日本一に貢献した高橋昂也投手(19)と坂倉将吾捕手(19)の高卒2年目バッテリーがそろって初の1軍キャンプに抜てきされた。球団史上初のリーグ3連覇への“新戦力”として期待が大きい。

 目立った補強がない中でリーグ3連覇の難業を果たすには現有戦力からの“新戦力”発掘が不可欠だ。1軍スタートの決まった2年目バッテリーは期待の象徴と言っていい。

 坂倉は昨季ウエスタン・リーグ2位の打率・298を記録し、捕手ながら天性の打撃センスを兼ね備える。終盤には初昇格し、9月30日のDeNA戦(横浜)では記念の初安打を中前適時打で飾った。振り返れば、昨春は一日限定で1軍キャンプに呼ばれ、首脳陣から打撃の素質を大絶賛された。あれから1年。今度は体験ではなく勝負を挑む春が来た。

 「開幕1軍の土俵際にいると思うので何とかつかみたい。崖っ縁だと思ってやります」

 19歳とは思えない姿勢が頼もしい。ウエスタン・リーグで1本塁打だった昨季を踏まえ、オフに体重を3キロ増やして88キロにした。「重さは感じますけど、この中で動いていかないといけない。長打が少なかったので力強さを求めていきたい。本塁打も打ちたいし、単打より二塁打、三塁打を増やしていけるように」と思い描いた。

 昨季は1軍出場のなかった高橋昂も同じように勝負の春と捉えた。「そこ(開幕1軍)を目指してやっていきたい。まずは2月1日にブルペンに入れるようにしっかり調整していきます」。オフから習得に取り組むカーブについても「だんだんとよくなってきている」と披露する準備は整った。左腕不足は近年ずっと抱えるチームの“弱点”だけにチャンスは大いにある。

 広島市の護国神社で必勝祈願した緒方監督も「われわれの最大の武器はチームワーク。明るい雰囲気の中で若い力が出て、最後の最後に勝ち切って終われたらいい」と若手の台頭に期待を寄せた。次代を担う人材と目される投打の有望株2人が順調に1軍戦力へと育てば、赤ヘルの選手層はさらに分厚くなる。(河合 洋介)

 ▽17年のファーム日本選手権 10月7日にサンマリン宮崎で開催され、ウエスタン優勝の広島がイースタン優勝の巨人を5―2で破り、26年ぶり2度目の出場で初のファーム日本一になった。広島・高橋昂と坂倉が大会史上初の高卒新人バッテリーで先発。高橋昂は6回2失点で勝利投手。坂倉は7回に決勝の3ランを放ってMVPに輝いた。

 ◆坂倉 将吾(さかくら・しょうご)1998年(平10)5月29日生まれ、千葉県出身の19歳。日大三では2年秋から本格的に捕手転向。甲子園出場なし。16年ドラフト4位で広島入り。17年9月30日DeNA戦でプロ初安打、初打点。1軍通算3試合、打率・250、2打点。1メートル76、82キロ。右投げ左打ち。

 ◆高橋 昂也(たかはし・こうや)1998年(平10)9月27日生まれ、埼玉県出身の19歳。花咲徳栄では2年夏から3季連続で甲子園に出場。16年ドラフト2位で広島入り。1軍出場なし、2軍通算7試合2勝0敗、防御率1・29。1メートル81、87キロ。左投げ左打ち。

 ▼広島・東出打撃コーチ 坂倉には注目している。打撃センスがいい。秋のキャンプで見たけど、泥まみれになってアピールできていた。坂倉を含めた若手にとっては緒方監督に見てもらえる場なので、いかにいいものを見せられるか、僕らもサポートしたい。

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