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侍J、組織強化の真価問われる3月豪州戦 フルメンバー招集は可能か

侍ジャパンの稲葉監督
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 侍ジャパンは3月3、4日にオーストラリアと強化試合を行う。稲葉監督も「現状のトップを集め私の野球を伝えたい」とフルメンバーで臨みたい方針を示しているが、選考をしっかりと見守りたいと思う。

 かつて3月の大会に関しては、特に各球団の開幕投手候補が「開幕日までの逆算の調整」を理由に辞退するケースがあった。だが、今回の3月3日、4日は3月1週目の土曜日、日曜日である。3月30日の開幕は5週目の金曜日。十分に金曜日に登板日を合わせるだけの時間がある。昨年の時点ですでに日程は発表されているのだから、「開幕に向けたオープン戦の調整は決まっており、動かせない」との各球団の言い訳はできない。

 昨年3月のWBCでは準決勝で敗退し、侍ジャパン強化委員会は態勢を強化した。その態勢強化の一つには、招集に関して監督に負担をかけずに各球団と調整を行える組織にすることだった。昨年11月のアジアチャンピオンシップは年齢制限がついた大会だったが、今回はフル代表。強化試合とはいえ、組織強化の真価が問われることになりそうだ。

 ただ、状況はそんなに単純ではない。ある球団幹部は「選手の状態を数値で判断する時代。表面上は順調に見えても、状態が悪いと判断することだってある。そこで招集を見送ってほしいと言って、果たして納得してもらえるだろうか」との声もある。そのデータは所属球団の独自のものである以上、侍ジャパンにすべてを提供することも難しいだろう。招集に関しては一昔前とは大きく変化し、細かな分析、配慮が必要となることも確かである。

 3月の後は18年11月、19年3月しか、選考、招集のシミュレーションを行うことはできない。19年秋にはプレミア12、そして20年には大目標である東京五輪が待っている。選考する側、される側、それぞれに事情はある。選考基準も含めた精度を高めていくこと。「強化試合」で確認すべきは、試合の勝ち負けだけではない。(記者コラム・倉橋 憲史)

[ 2018年1月20日 11:00 ]

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