西武・山川 4番へ「かなり意識する」指標OPS10割超え

[ 2018年1月19日 09:20 ]

マシン打撃で鋭い打球を飛ばす山川
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 開幕4番、そしてOPS10割超えだ。西武・山川が18日、西武第2で自主トレを公開。今季のさらなる活躍へ決意をみなぎらせた。

 「やっぱり4番は小学校の時から打ってきた、一番打ちたい打順。そこは狙いたい」

 昨年、2軍降格からはい上がって7月以降に大躍進。出場78試合で23本塁打を記録し、シーズン終盤は4番を任された。11月の侍ジャパンでも4番を経験し「凄く勉強になったし、今シーズンに生きると思う」と話す。

 重い任務を味わったからこそ、感じたことがある。「僕は去年ちょろっと出た程度。ずっと打っている中村さんとかは凄い。でも、それを打ち破ってこそだと感じる」。結果で周囲を納得させるために「全部出たい。調整という言葉は僕が使えるような言葉ではない」と、開幕までの紅白戦、オープン戦のフル参戦を志願した。

 その上で、シーズンでチームに貢献するための数字を掲げた。「強いて言うならOPS。1・0は超えたい。かなり意識する」。出塁率と長打率を合わせた「強打者」の指標で、9割台以上なら優秀とされる。昨季、山川は規定打席不足ながら1・081だった。

 ブレークから、本物へ。「プロ野球はリーグ戦だと思うけど、僕の場合はある意味、トーナメント。打てないと翌日を保証されるわけではない」。山川はそう危機感をにじませた。(春川 英樹)

 《OPSとは》OPSは「On―base Plus Slugging」の略で出塁率と長打率の合計。昨季の規定打席到達者では12球団でソフトバンク・柳田のみ10割を超えた。日本最高は74年の王(巨)で1・293。王は通算でも1・084で歴代最高となっている。メジャー最高は04年ボンズ(ジャイアンツ)の1・422。

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