清宮 馬に例えるなら「追い込み型」 “幸太郎”だけに走れコウタロー♪

[ 2018年1月19日 08:30 ]

練習後、競馬学校騎手課程34期生との交流会で、訓練用木馬にまたがりポーズを決める清宮。左から西村淳也、服部寿希、山田敬士
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 日本ハムの高卒入団4選手が18日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で近隣の「JRA競馬学校」の騎手課程で学ぶ同世代の生徒3人と交流した。ドラフト1位・清宮(早実)は木馬を使った騎乗体験で、前傾姿勢で思い切りムチを振ったが「難しい。腿とか尻がきつい」。その後は逆にティー打撃を実演した。

 競馬の脚質では自らを「追い込み型」と例え「マイペースで、最後に(かわす)。自分のペースがあるので、それは崩したくない。試合に向けての準備も念入りにやるタイプ」と分析。そして自身と競馬をつなぐヒット曲の名前を挙げた。「“走れ、走れ、コウタロー”という歌がありますもんね」。競馬のレースをコミカルに描写して流行した1970年リリースの「走れコウタロー」。清宮「幸太郎」にとっては、応援ソングも同然だ。

 「走塁は意識を持ってやりたい。(盗塁も)やれたらやりたいです」。高校通算111本塁打で期待されるのは長打力だが、プロでは走塁も一定のレベルが求められ、リードオフや打球判断でのわずかなミスが命取りとなる。1軍スタートが決まっている2月のアリゾナキャンプでは打撃や守備と同様に走塁技術も磨く。開幕1軍を目標に「走るコウタロー」になる構えだ。

 「馬は血筋や血統が大事というし、そういう話は好き。父と母がいなければ今の自分もないと思ってる」と両親に感謝した清宮。ラグビー界の大スターである克幸氏を父に持つ「サラブレッド」が、もうすぐ開幕1軍に向けてゲートインする。 (山田 忠範)

 ♪走れコウタロー 山本コウタローがボーカルを務めたフォークグループ「ソルティー・シュガー」の2枚目シングル。70年7月5日に発売し、同年の日本レコード大賞で新人賞受賞。コミカルな曲調が受け100万枚超の大ヒットとなり、現在も徒競走のBGMとしてなじみ深い。

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