阪神ドラ2高橋遥は“虎の岩隈” 金村コーチが絶賛「腕がしなる」

[ 2018年1月18日 08:16 ]

キャッチボールをおこなう高橋遥
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 阪神のドラフト2位・高橋遥人投手(22=亜大)が2度目のブルペン投球に取り組み、視察した金村投手コーチから「岩隈のよう」と称された。「ばらつきはあったが、球の質は素晴らしい。左右の違いはあるが、岩隈のよう。しなやかさがあって腕がしなる。腕の使い方が柔らかい」と絶賛され、潜在能力の高さをうかがわせた。

 岩隈(マリナーズでマイナー契約)は言わずと知れた超一流投手。直球のキレに加え、制球力の高さも兼ね備え、日米通算170勝を挙げている右腕だ。多少のリップサービスがあったとはいえ、上々の第一印象で、同コーチは「馬場や谷川と違う良さがある」と続けた。

 ブルペンとはいえ、甲子園で初めて投げた高橋遥は報道陣から伝え聞いた評価に恐縮しながらも、「褒めてくださった部分や自分が武器にしているところを下げないようにやっていきたい」と喜んだ。捕手を立たせた状態での40球には当初制球にばらつきがあり、途中からクイック投球へ変更。「フォームの無駄」を解消するなど修正能力の高さも示した。例えられた岩隈についても「すごくコントロールがいいイメージ。自分に欠けている」と成長への課題として足元を見つめた。

 前回15日から中1日でのブルペン入り。亜大時代は毎日の投球練習が週間で「4年間当たり前だったので、むしろ1日空いたら、ものすごく肩が軽く感じた」と笑った。腕のしなりに加え、投げる体力も1軍戦力としての期待を膨らませる素養だった。

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2018年1月18日のニュース