巨人・戸根 フィリピン自主トレで収穫「ハングリー精神学んだ」

[ 2018年1月18日 05:30 ]

キャッチボールする巨人・戸根
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 巨人・戸根が17日、ジャイアンツ球場で自主トレを行った。12月には約3週間の日程で、フィリピンで単独自主トレを行い年末に帰国。母が同国出身という縁で、自主トレ地としては超異例の場所で体を鍛えた。日本とは違う生活環境を目の当たりにし「貧富の差が激しくて、本当に生きるために必死の人もいた。ハングリー精神を学ぶことができた」と収穫を口にした。

 現地大学の施設を利用して体幹、筋力トレーニング。母の知人を介して現地の人にキャッチボールのサポートも受けた。知人や近所の子供達の希望で、野球教室も開催。バスケットボール、ボクシング、クリケットなどは盛んだが、まだ野球人口は少なく「野球が普及していけばいい」とグローバルな夢も語った。中学時に訪れて以来だった母の故郷・フィリピンで「ハングリーな中でも、みんながみんな陽気で明るかった。人の温かさにも触れた」と振り返った。

 3年目の昨季は2軍でセーブ王に輝いたが、1軍では6試合の登板。1年目の46試合、2年目の42試合から大幅に出場機会が減った。負けん気が強く、スリークォーターから投じる剛球が魅力の左腕。今季は技術向上を図り、勝利の方程式入りを目指す。「中継ぎですが、試合をつくる能力を大事にしたい。3年間の土台を生かすことができるように」と力を込めた。(神田 佑)

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2018年1月18日のニュース