楽天ドラ1近藤「スポーツは人を元気にする」新人10選手が被災地訪問

[ 2018年1月16日 05:30 ]

宮城県名取市の閖上中を訪問し、慰霊碑に手を合わせる近藤(手前)ら楽天新人選手たち
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 楽天のドラフト1位・近藤弘樹投手(22=岡山商大)ら、育成を含む新人10選手が15日、宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区を訪問。11年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた同地で、1軍での活躍を誓った。

 津波で生徒14人が犠牲になった閖上中の慰霊碑に代表で献花した近藤は「7年たってもまだ復興が進んでいないところも多い…」と言葉を詰まらせた。がれきが撤去され、整地が進んでいるとはいえ爪痕は今も残る。案内役の閖上中・八森伸教頭から、誕生日に津波で母親と妹を亡くした同校生徒の作文を紹介されると「(書いたのは)僕と同学年。スポーツには人を元気にする力があると思っている。日本一を目指して、勇気を与えられる選手になりたい」と決意を新たにした。

 被災地の福島出身で、ドラフト6位の西巻賢二内野手(18=仙台育英)も「今までは自分が楽天の選手に勇気をもらってきた。これからは自分が勇気を与えたい」と表情を引き締めた。

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2018年1月16日のニュース