ソフトB中田“燃える男”継承 中日時代は星野氏もつけた背番号20

[ 2018年1月16日 05:30 ]

雪辱を誓う中田
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 “燃える男”の遺志を継承する。グアムで自主トレを行うソフトバンク・中田が取材に応じた。中日時代には、今月4日に急逝した星野仙一氏と同じ背番号「20」を背負った。在籍期間は重複しないものの、偉大な先輩は常に意識する存在だ。

 「(星野さんの)現役時代は燃える闘魂のイメージ。あの闘志は投手として常に持っていないといけない。改めて、もう一つ気持ちをのせていかないといけないと思った」

 気迫を前面に出すスタイルを手本に巻き返しを誓う。昨季の先発登板は15試合にとどまり7勝6敗。先発ローテーション入りへキャンプからアピールしていく。「チャンスをもらわないといけない立場。(手応えがあった昨季終盤も)投げられなくて悔しい部分はあった」。常時140キロ台後半の球速を求め、今オフはフォーム改造に取り組む。

 中日時代から“暴れ馬”と称される荒れ球が持ち味の一つで、球威は生命線。「昔は背筋の強さや体幹の柔らかさで投げられてた」。5月に36歳を迎える右腕は、強い球を投げようと意識するあまり崩れていたフォームを修正中。踏み込む左足の歩幅を狭めるなど現在の体に合うものを探り、手応えをつかみつつある。14日には今年初めてブルペンに入り50球を投げ込んだ。

 「毎日、一つずつ整理する。その繰り返し。フォーム修正はキツいけど、ちょっとずつ形にしていければ」。区切りの通算100勝まで残り5勝。マウンドで気迫の雄叫びを上げる青写真を描いた。(後藤 実穂)

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2018年1月16日のニュース