松井氏 史上最年少での殿堂入り 恩師・長嶋氏に感謝「教えを胸に引退するまでの日々を送りました」

[ 2018年1月15日 17:13 ]

松井秀喜氏
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 過去4人しかいなかった有資格1年目でのプレーヤー表彰となった松井氏。43歳7カ月での殿堂入りは史上最年少となった。米ニューヨーク滞在中のため、この日の通知式では代理出席した父・昌雄氏によって喜びのメッセージが読み上げられた。

 「球場でいただいた大声援は、今でも私の耳に残っており、離れることはありません」とまずは、ファンへ感謝のコメント。さらに「ご縁がなければ、本日の名誉ある日を迎えられなかったのではと感じております」として名前を挙げたのが、巨人時代の恩師である長嶋茂雄終身名誉監督だった。

 「『打撃は生き物だから、日々バットを振って、自分自身と向き合い、常に最高の状態にしておかなければいけない』長嶋監督からのその教えを胸に、選手生活を引退するまでの日々を送りました。私の人生の最大の師であります長嶋茂雄巨人終身名誉監督に、こころより感謝申し上げたいと思います」。

 愛弟子の栄誉に、長嶋氏からはお祝いのメッセージが寄せられた。監督時代、松井氏が長嶋氏の目の前で素振りを繰り返した事に触れ「私の前で何千、何万、何十万とスイングしたのでしょうが、松井君は一振りたりとも手を抜きませんでした。単調で面白みに欠ける練習でも気持ちを込めて練習を続けた先に2000年の日本シリーズ、2009年のワールドシリーズのMVPがあったのだと思います」と祝福。最後は「いつの日か指導者としてその手で次代の日本を背負える4番打者を育ててほしい。それが今の私にとって、大きな夢の一つです」と呼びかけた。

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2018年1月15日のニュース