梅ちゃん 盗塁阻止率4割&2ケタ弾目指す 選手会長にも就任

[ 2018年1月15日 05:30 ]

澄み渡った青空の下、盗塁阻止率4割&2ケタアーチを誓う梅野
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 能見らとともに沖縄での自主トレを公開した阪神・梅野隆太郎捕手(26)は、今季のノルマに「盗塁阻止率4割超え」と自身初となる「2桁本塁打」を掲げた。

 「(盗塁阻止率は送球など)もっと精度を上げながら。(昨年は)3割(台)だったから、4割はいきたい」

 自己最多112試合に出場した昨季は、リーグ1位の巨人・小林に1厘及ばない・379。数字的に悲観するものではないが「機動力で負けてる試合が結構あった」と反省し「進塁させない気持ちが阻止率にも表れてくる」とさらなる向上を誓った。その上で「企図されないのが一番」と究極の目標を語り、オープン戦から盗塁阻止を続け、他球団のスコアラー陣に“走れない捕手”として印象付けることをもくろむ。

 打撃面では「その(新人で7本塁打した)イメージがあるので、長打というのは取り戻していけるように。秋季キャンプで長打が出始めて、これっていう兆しが自分の感覚の中で出てきている」と自信を口にした。

 今季から選手会長に就任しグラウンド外でも役割が増える。「年上、年下関係なく動きやすい環境を作れたら。良いモチベーションとプレッシャーを感じながら乗り越えて、どんどん前に進んでいきたい」。リーダーシップを発揮し、猛虎に欠かせぬ男になる。(遠藤 礼)

 《ダブル達成なら06年矢野以来》阪神の捕手で「盗塁阻止率4割以上」かつ「10本塁打以上」を記録したのは、06年に阻止率・418、17本を放った矢野が最後。生え抜きでは田淵が75年に阻止率・404、43本塁打を記録して以降はいない。

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2018年1月15日のニュース