阪神・岩崎 チェンジアップ磨く 苦手の左打者対策

[ 2018年1月15日 05:30 ]

子供たちの前でキャッチボールを披露する岩崎
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 先発再転向を予定する阪神・岩崎が左打者に対してチェンジアップを本格投入する考えを明かした。14日は京都市内で侍・athlete主催の野球教室に参加。救援で66試合のフル回転だった昨季は左打者に分が悪く、対策を思い描いた。

 17年の被打率は右打者・204、左打者・273。「自分なりには考えていて、一つはチェンジアップだと思う」。投球の核は配球の半分以上を占める伸びのある直球。昨季は短いイニングを任されたこともあり、変化球を選ぶときはスライダーがほとんどだった。

 「少ない球種をしっかり磨くことの大切さを改めて知った。先発に戻っても軸は変わらない」と強調した上で「球種を広げるのではなく、次はチェンジアップを磨きたい」と今春のテーマに据えた。

 元々の持ち球で昨季後半からは左打者にも投げ始めた。同じ左腕ではDeNA・浜口が左打者にもチェンジアップを多投して昨秋の日本シリーズで快投。「タイプは違いますけど、やはり変化球が一つだけでは難しいので」と先発復帰への準備を期した。

 《子供から“刺激”打も磨く》岩崎は昨年に続いて京都市内での野球教室に参加し、8チーム約80人の小学生にキャッチボールの大切さなどを説いた。打撃練習の時間では子どもたちから熱望されロングティーも披露。打席に一度も立たなかった昨季と違い、先発では打撃でも一定の役割が求められるだけに「大事なのは投げることですけど、そっちもしっかり準備していきたい」と表情を引き締めた。

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2018年1月15日のニュース