柳田 今年も卵!白身8個分 2度目トリプルスリーへ“鋼ボディー”

[ 2018年1月13日 08:35 ]

フルスイングする柳田
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 鋼のボディーを完成させる。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が12日、阪神・糸井らと行っているグアムでの自主トレを公開。昨年に続き食事制限しながら、肉体を鍛え上げている。日本一連覇へチームを引っ張る新選手会長は、15年以来となる自身2度目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)達成へ、南国で土台づくりを進めている。

 最高気温は30度。グアムの厳しい日差しの中、柳田は大粒の汗を流しながら徹底的に体を追い込んだ。100メートル走や坂道ダッシュに加え、スクワットなど10種類の筋力トレーニング、さらにティー打撃も行った。

 「全部で良い数字を残したい。3割、30本とかいけば、みんなが納得すると思うので、どれだけ積み上げられるか」

 妥協は一切ない。昨年のグアム自主トレに続いて、卵の白身8個分、鶏のむね肉など毎朝タンパク質を多く取って肉体強化を図っている。それでも、柳田は「少し制限してる部分もある」と苦にしてる様子など全くなかった。一緒に自主トレを行っている阪神・糸井が契約するトレーニングジム「トータル・ワークアウト」の下山英明トレーナー(36)は「良い状態でシーズンに入れる段階まで達している」と太鼓判を押す。現在の体重は93キロ。同トレーナーの見立てでは体脂肪は10%ほどで、極端な減量の必要もなく、炭水化物も適量摂取しているという。

 バッティングの好調を持続させる体づくりを意識している。昨季5月下旬、つかんだ感覚があった。「プロに入って一番良い感覚の時期があった。力が入らないというか、リラックスというか」。6月は3戦4発や1試合3本塁打など大暴れした。打率・363、12本塁打、31打点と打ちまくり、交流戦ではMVPにも輝いた。

 「波があるので、それを少なくしていきたい」と柳田。昨季の好調時、体脂肪は約8〜9%だったという。長いシーズンを通してコンディションを維持できるように、南国で土台づくりに精を出している。

 「何か一つタイトルが獲れれば。表彰式に行けば新しいスーツが買えるし」。常夏の島で、新調したスーツで登壇する自らの姿をイメージした。2度目のトリプルスリーを目指す新選手会長は「もう一度、日本一になれるように」と決意を固めていた。

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2018年1月13日のニュース