巨人・山本 定位置獲得へ“井端モデル”「どこでも捕れる」

[ 2018年1月13日 05:30 ]

巨人・山本が新調したアシックス社製の「井端モデル」グラブ
Photo By スポニチ

 まだ真新しく、皮が光る。3年目を迎えた巨人・山本が新調した「井端モデル」のグラブだ。今オフ、「憧れの存在」という井端内野守備走塁コーチと同じモデルを、自身が契約するアシックス社でつくった。

 「ボールを捕球するラインがつくりやすい。中が広くて、どこでも捕れる」。昨春のキャンプで井端コーチからグラブを譲り受け、「今までよりいいなと思った」と取り入れた。以前使っていた物よりやや大きいタイプ。もちろん井端コーチからもらったグラブは大切にしていて、ニューグラブは練習用として使う予定だ。

 昨季は29試合に出場した正二塁手候補。10月3日ヤクルトとの最終戦(神宮)ではプロ1号の満塁本塁打を放つパワーを見せた。中日で不動のレギュラーだった井端コーチに近づけるよう、日々守備も磨いている。昨秋キャンプでは、マンツーマンで受けた「地獄のノック」にも耐え抜いた。

 今オフは打撃改造に着手。速球に振り負けぬよう「ポイントを前目に置こうと思う」と、広島・鈴木やソフトバンク・松田の映像を見て参考にした。球に差し込まれることをなくし、ファウルの数を減らす。一撃で捉えるのが目的だ。「自分の能力を上げて、いかに成長できるかということが大切だと思う」。来季こそ、正二塁手のポジションを勝ち取る。(神田 佑)

続きを表示

2018年1月13日のニュース