中日・荒木「すべてが強烈」“闘将イズム”継承「命がけでやる」

[ 2018年1月13日 10:00 ]

今年初めてナゴヤ球場を訪れた荒木はキャッチボールなどで体を動かした
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 中日の荒木雅博内野手(40)が闘将イズムの伝承を誓った。12日にナゴヤ球場で今年初の練習。4日に急逝した元監督で楽天球団副会長の星野仙一氏を悼み、今季から内野守備走塁コーチ兼任する立場として「野球に対する厳しさを学んだ。命がけでやることを教えられた。若手にそういった自分の姿を見せられたら…」と決意を示した。

 95年のドラフト会議で星野監督が率いていた中日から1位指名されてプロ入り。昨年6月3日の楽天戦で2000安打を達成した際には恩師から花束を受け取り、目元を潤ませた。「すべてが強烈」と思い出を振り返り、「またキャンプが始まれば、その都度、思い出して復習の意味を込めながらやるシーズンになるのかな」と感慨に浸った。

 コーチ兼任でも軸足は選手。「(2000安打の祝賀会で)次は400盗塁という声をいただいた」と残り22に迫る通算400盗塁を目標に掲げた。「いつも出だしはいいが、尻すぼみしていた」とオープン戦が本格化する3月上旬に一度ピークをつくっていた例年の調整を見直し、3月30日の開幕戦に照準を合わせる。球団生え抜き野手では歴代最長の23年目。今季も竜に欠かせない存在だ。(徳原 麗奈)

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2018年1月13日のニュース