阪神ドラ3熊谷 新調“マイ”グラブ 肌身離さず「寝る時は枕元に」

[ 2018年1月10日 05:30 ]

タイガースロゴマーク入りのグラブを披露する熊谷
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 寝ても起きても離さない。虎のイケメンルーキーの傍らには常に“アイツ”がいる。阪神のドラフト3位・熊谷敬宥内野手(22=立大)が9日、プロ入りに備えてグラブを新調したことを明かし、幼少期からの“グラブ愛”を熱く語った。

 「形を変えたくないので、常に自分の手元に置いています。寝る時は枕元に置いてあります。安心して眠れるんで。小さい頃からグラブは常に持っていましたし、小さい時は一緒には寝てはいないですけど、高校ぐらいから一緒に寝るようになりました」

 さわやかな笑顔で話す一言一言から道具への愛情が溢れ出た。50メートル5秒台の俊足も魅力ながら、守備力は熊谷の最大の武器。大学屈指の遊撃手としてプロ入りを勝ち取った。そんな名手にとっては、グラブはもはや体の一部。部屋にいる時でも気がつけば、手にはめていることもある。プロ仕様の一品は、サイズや形は大学時代と同じながら、手を挿入する部分を少し“きつく”改良した。

 「手の入れるところのサイズをきつめにしてもらいました。シーズン通して使うと緩くなっていくので。大学の試合でも緩くなって捕りにくいケースが何回もあった。プロに入るからには挑戦だと思い、こだわりました」

 コルク色のグラブの親指の部分には虎のロゴマークの刺しゅう。猛虎戦士の一員として、プロの世界に飛び込む準備を整えた。

 合同自主トレ2日目のこの日は、他の新人とともにキャッチボールやポール間ダッシュなどで汗を流した。実戦的なメニューはまだこれからで「(先輩の選手が)ノックもされていたので早くしたいなと思いました」とうずうず。憧れの舞台で華麗なグラブさばきを披露する日が、待ち遠しい。(山添 晴治)

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2018年1月10日のニュース